“數萬”のいろいろな読み方と例文
新字:数万
読み方割合
すうまん50.0%
すまん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ざつ/\と、あの續(つゞ)いた渦(うづ)が、一(ひと)ツづゝ數萬(すうまん)の蛾(が)の群(むらが)つたやうな、一人(ひとり)の人(ひと)の形(かたち)になつて、縱隊一列(じうたいいちれつ)に入(はひ)つて來(き)ました。
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
勿論(もちろん)、船(ふね)に嚴然(げんぜん)たる規律(きりつ)のある事(こと)は誰(たれ)も知(し)つて居(を)る、たとへ霹靂(へきれき)天空(てんくう)に碎(くだ)けやうとも、數萬(すうまん)の魔神(まじん)が一時(じ)に海上(かいじやう)に現出(あらは)れやうとも、船員(せんゐん)ならぬ者(もの)が船員(せんゐん)の職權(しよくけん)を侵(おか)して
其(そ)の暗夜(やみよ)から、風(かぜ)が颯(さつ)と吹通(ふきとほ)す。……初嵐(はつあらし)……可懷(なつかし)い秋(あき)の聲(こゑ)も、いまは遠(とほ)く遙(はるか)に隅田川(すみだがは)を渡(わた)る數萬(すまん)の靈(れい)の叫喚(けうくわん)である。……蝋燭(らふそく)がじり/\とまた滅入(めい)る。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
下界(げかい)を見(み)ると眼(まなこ)も眩(くら)むばかりで、限(かぎ)りなき大洋(たいやう)の面(めん)には、波瀾(はらん)激浪(げきらう)立騷(たちさわ)ぎ、數萬(すまん)の白龍(はくりよう)の一時(いちじ)に跳(をど)るがやうで、ヒユー、ヒユーと帛(きぬ)を裂(さ)くが如(ごと)き風(かぜ)の聲(こゑ)と共(とも)に、千切(ちぎ)つた樣(やう)な白雲(はくうん)は眼前(がんぜん)を掠(かす)めて飛(と)ぶ