“手管”の読み方と例文
読み方割合
てくだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此方から短銃ぴすとると言た時に直様すぐさまはい其短銃ぴすとる云々しか/″\と答えたのが益々彼れの手管てくだですわ、つまり彼れは丁度計略の裏をかいて居るのです
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
クリクリ坊主にさせたいからじゃ。是が非でも出家にさせねばならぬ必要があるゆえ、そちが一世一代の手管てくだを奮って、うまうまと剃髪ていはつさせい
何だか抱きついてやりたい樣な氣になつたが、いい氣になつて、女の巧みな手管てくだにのつたと思はれはしないかと思つて、ただ苦笑ひをしてゐる。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)