御親切ごしんせつ)” の例文
ハツ/\うも御親切ごしんせつ有難ありがたぞんじます、何卒どうか貴方あなたたくかへつてくださいまし。金「かへらんでもいからおあがりな、わつしの見てめえで。 ...
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
折角せっかく御親切ごしんせつでおますが、いったんおかえししょうと、ってさんじましたこのおび、また拝借はいしゃくさせていただくとしましても、今夜こんやはおかえもうします
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
あんまり冥利めうりがよくあるまいとへば御親切ごしんせつありがたう、御異見ごゐけんうけたまはおきましてわたしはどうもんなやつむしかないから、ゑんとあきらめてくださいと人事ひとごとのやうにいへば
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
断念あきらめてりましたところが(泣声なきごゑ鉄瓶点てつびんだてゞ一ぷくくださるとは……往昔むかし友誼よしみをお忘れなく御親切ごしんせつに……わたくしう死んでもうございます。
「おや、それは御親切ごしんせつに、有難ありがとうはござんすが、あたしゃいまももうしますとおり、風邪かぜいたおかあさんと、お見世みせへおいでのお客様きゃくさまがござんすから。——」
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
だつてうもすみませんもの。すむのすまないのとそんなことにするより一にちはやくなつてれるがいゝ。御親切ごしんせつ有難ありがたうございますですが今度こんど所詮しよせんなほるまいとおもひます。
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
有難ありがたぞんじます、毎度まいど御親切ごしんせつにお見舞みまひくだすつて。金「おまへさん医者いしやかゝつたらうです。源「いえかゝりませぬ。 ...
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
いとゞしく御不愍ごふびんがりさておやひとあはれのことやまづ庭口にはぐちより部屋へやまでうへきたしとてたまひぬいまこそ目馴めなれたれ御座敷おざしき結搆けつこうにはのたゝずまひ華族くわぞくさまにやとうたがひしはいつぢやうさまの御言語容姿おものごしにもりしものそのうつくしきぢやうさま御親切ごしんせつにも女子同志をなごどうし
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
へい/\もう姓名なまへまうすのは、おはづかしうてまうせませぬが、斯様かやう御親切ごしんせつうへげて、御飯ごぜんまでくださる貴方様あなたさまのことでございますから、かくさず申上まうしあげますが、わたくし芝片門前しばかたもんぜんりました