“御不愍”の読み方と例文
読み方割合
ごふびん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
忠興ただおきの心は、決しておりまする。わたくしの妻へなど、小さい御不愍ごふびんはおかけ下さいますな。私の妻の処置は、私へおまかせ置き願わしゅうぞんじます」
の様な乱暴な子を持った母は嘸心配であろうとわたくしの心を御不愍ごふびん思召おぼしめして、御内聞のお話にして下されば多分のたくわえもございませんが、所持して居ります金子は何程でもあなた様へ
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
いとゞしく御不愍ごふびんがりさておやひとあはれのことやまづ庭口にはぐちより部屋へやまでうへきたしとてたまひぬいまこそ目馴めなれたれ御座敷おざしき結搆けつこうにはのたゝずまひ華族くわぞくさまにやとうたがひしはいつぢやうさまの御言語容姿おものごしにもりしものそのうつくしきぢやうさま御親切ごしんせつにも女子同志をなごどうし
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)