“御息所”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みやすどころ74.2%
みやすんどころ19.4%
みやすみどころ3.2%
ミヤスドコロ3.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
源氏が須磨へ移った初めの記事の中に筆者は書きらしてしまったが伊勢いせ御息所みやすどころのほうへも源氏は使いを出したのであった。
源氏物語:12 須磨 (新字新仮名) / 紫式部(著)
わたしは、昔物語のなかの、なにがしの御息所みやすどころなどいうろうたげな女君めぎみに思いくらべていたりした。
大橋須磨子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
だから葵の上も源氏より年上であり、其外、最初の恋人と思われる六条御息所みやすどころも又年上である。
反省の文学源氏物語 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
こんな自嘲のおたわむれにも、三人の御息所みやすんどころ——三位ノ内侍廉子やすこ、権大納言ノ局、小宰相こさいしょう——などはすぐ涙ぐむのであった。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もしこの仮定を許せば、最初に書かれたのは恐らく継母藤壺との姦通や、六条の御息所みやすんどころと葵の上との争いや、御息所の生霊いきりょうが葵の上を殺す話や、初々しい紫の上との関係や、朧月夜との恋などであったに相違ない。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
彼はただその高貴な容姿から見て、帝のお側近くに仕える御息所みやすんどころのひとりに相違ないと思っただけである。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
きながらたましひかたちあらはすのが生靈いきれうで、源氏物語げんじものがたりあをひまきの六でう御息所みやすみどころ生靈いきれうごときはすなはそれである。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
かの六条の御息所ミヤスドコロの恐怖などは、啻に道徳上の責任を思つた為のみではなかつたので、寧、我魂魄に対する二元的の感情であつたかと思ふのである。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)