“引背負”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひっしょ60.0%
ひつしよ20.0%
ひきしょ10.0%
ひきせお10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
脚絆きゃはんを堅く、草鞋わらじ引〆ひきしめ、背中へ十文字に引背負ひっしょった、四季の花染はなぞめ熨斗目のしめ紋着もんつき振袖ふりそでさっ山颪やまおろしもつれる中に、女の黒髪くろかみがはらはらとこぼれていた。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
次手ついでだからはなさう。これつゐをなすのは淺草あさくさまんちやんである。おきやうさんが、圓髷まるまげあねさんかぶりで、三歳みツつのあかちやんをじふ背中せなか引背負ひつしよひ、たびはだし。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
濠の中へ引っぱった細引の縄を手繰たぐり寄せ、その一端を前に置き放した金箱に結びつけて背中へ引背負ひきしょって、二人は煙の如く消えてしまいました。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
丸山勇仙は高部弥三次を肩にかけ、仏頂寺弥助は三谷一馬を引背負ひきせおって、この茶屋へかけ込みました。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)