“背負子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょいこ60.0%
しよひこ20.0%
おんぶ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで土地によっては連尺を背負子しょいこの手ともいい(三宅島みやけじま)、あるいはまた荷繩になわのことだというものもある(佐渡さど)のである。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
自分がいとまを告げて出たらお秋さんは背負子しよひこを負うて坂の中途まで行つて居た。坂を登らうとする時白は追ひ返されて降りて來た。自分は忽ちに追ひついた。
炭焼のむすめ (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
忠公の家のうまやで見世物ごっこをして遊んだ。一人前五銭ずつ入場料を取って六十五銭儲けた。男の子が十人、女の子が三人入った。背負子おんぶは只だ。此金は義勇艦隊に寄附する積りである。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)