“引緊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひきしま64.6%
ひきし34.2%
ひっしま1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
涙が乾いて、興奮が納まると、青白く引緊ひきしまった顔が、江戸娘らしいきかん気を匂わせて、多い髪も、赤い唇も、なかなかの魅力です。
娘は自衞的に表情を引緊ひきしめました。かう答へる聲は、顏にも姿にも似ぬ、少しさびのある女聲最低音アルト、平次は妙な幻滅をさへ感じました。
橋詰はしづめ小店こみせ、荒物をあきなう家の亭主で、身体からだせて引緊ひっしまったには似ない、ふんどしゆるい男で、因果いんがとのべつ釣をして、はだけていましょう、まことにあぶなッかしい形でな。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)