“川柳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんりゅう50.0%
せんりう31.0%
かはやなぎ9.5%
かわやなぎ4.8%
かはやぎ2.4%
せんりゆう2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
既に川柳せんりゅうというものがあって、これは季に関係がなくしかも十七字詩である。が、その他にまだ独立して詩を成すべき余地がある。
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
も/\若氣わかげ思込おもひこんだやうな顏色かほいろをしてつた。川柳せんりう口吟くちずさんで、かむりづけをたのし結構けつこう部屋へやがしらの女房にようばうしからぬ。
片しぐれ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
まちは、いつまでもいつまでもたれなにはなかつたら、その青白あをしろほそ川柳かはやなぎつめてゐたかもしれない。この川柳かはやなぎ古郷こきやうおほい。
追憶 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
川柳かわやなぎの陰になった一けん幅ぐらいの小川のほとりに三、四人の少年こどもが集まっている、豊吉はニヤニヤ笑って急いでそこにった。
河霧 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
かれ熱心ねつしんいてくさうへこしからうへて、そのてたひざ畫板ぐわばん寄掛よりかけてある、そして川柳かはやぎかげうしろからかれ全身ぜんしんおほ
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
やまと歌のやうに天地あめつちを動かし鬼神おにがみを泣かすと云ふやうなはたらきはないが川柳せんりゆうのやうに寸鐵骨をさすやうな妙は、たしかにある、古い詩ではあるが人情には變異はない、其の機微を穿つたもので
婚姻の媒酌 (旧字旧仮名) / 榊亮三郎(著)