“口吟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くちずさ90.2%
くちづさ4.9%
こうぎん4.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と然(さ)も/\若氣(わかげ)に思込(おもひこ)んだやうな顏色(かほいろ)をして云(い)つた。川柳(せんりう)を口吟(くちずさ)んで、かむりづけを樂(たのし)む其(そ)の結構(けつこう)な部屋(へや)がしらの女房(にようばう)を怪(け)しからぬ。
片しぐれ (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
いつも艶子が口吟(くちづさ)むで居るロセツチといふ詩人の「燕」の唄や、ブレワーといふ人の「小さきものよ」などゝといふ可愛らしい唄もそれらの中のものでした。
駒鳥の胸 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
同十九日——「天晴れ、風清く、露冷やかなり。満目黄葉の中緑樹を雑(まじ)ゆ。小鳥梢(こずえ)に囀(てん)ず。一路人影なし。独り歩み黙思口吟(こうぎん)し、足にまかせて近郊をめぐる」
武蔵野 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)