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存分
ふりがな文庫
“存分”の読み方と例文
読み方
割合
ぞんぶん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぞんぶん
(逆引き)
と
平生
(
へいぜい
)
から
嘲
(
あざけ
)
るものは
嘲
(
あざけ
)
るが、
心優
(
こゝろやさ
)
しい
衣絵
(
きぬゑ
)
さんは、それでも
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
がつて、
存分
(
ぞんぶん
)
に
沸
(
わ
)
かして
飲
(
の
)
むやうにと
言
(
い
)
つた
厚情
(
こゝろざし
)
なのであつた。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ツンとした瑛子は、赤い燃え立つような絹のブラウスを着て
存分
(
ぞんぶん
)
に明けっ放しな顔に、老人の時代錯誤を
愍
(
あわれ
)
むような笑が浮びます。
死の予告
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
犬
(
いぬ
)
の
皮
(
かわ
)
をかぶって、おせんの
裸
(
はだか
)
を
思
(
おも
)
う
存分
(
ぞんぶん
)
見
(
み
)
た
上
(
うえ
)
に
写
(
うつ
)
し
取
(
と
)
って
来
(
く
)
るなんざ、
素人
(
しろうと
)
にゃ、
鯱鉾立
(
しゃちほこだち
)
をしても、
考
(
かんが
)
えられる
芸
(
げい
)
じゃねえッてのよ
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
存分(ぞんぶん)の例文をもっと
(27作品)
見る
“存分”の意味
《名詞》
存分(ぞんぶん)
思いのまま。満足。思い通り。充分。接続助詞的、副詞的にも用いられる。
(context、dated)考え。意見。
(context、dated)恨み。遺恨。
《形容動詞》
思いのままのさま。満足なさま。思い通りのさま。
(出典:Wiktionary)
存
常用漢字
小6
部首:⼦
6画
分
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“存”で始まる語句
存
存在
存外
存生
存候
存命
存生中
存知
存寄
存念
“存分”のふりがなが多い著者
邦枝完二
徳冨蘆花
アントン・チェーホフ
林不忘
作者不詳
山村暮鳥
石川啄木
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
長塚節
泉鏡太郎