“裸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はだか73.1%
ぱだか16.1%
はだ5.4%
あらわ3.2%
1.1%
あかはだ1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大丈夫だいじょうぶ。大丈夫だ。〕おりるおりる。がりがりやって来るんだな。ただそのおしまいの一足だけがあぶないぞ。はだかの青い岩だしきゅうだ。
台川 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「うふふ、つまらぬえ心配はしなさんな。命に別条べつじょうはありゃアしねえ。ただおめえに、そのままぱだかになってもらいてえだけさ」
歌麿懺悔:江戸名人伝 (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
ベルを押すと、半身はだかで、胸の毛のもじゃもじゃした大きい男が出てきて、運転手と何か早口で、喋っている。ちっとも分らない言葉である。
アラスカ通信 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
彫刻の寝巻からあらわれたあらわな胸部の女性らしい形態、そして頭部に於ける肉の強調、醜いが人を魅する悪魔的な眼付
バルザックの寝巻姿 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
濤声松林を洩れて襲ひ、海風清砂を渡つて来る。童子の背は渋を引きたる紙の如く黒く、少娘の嬌は半躰をらわして外出するによりて損せず。
客居偶録 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
ここに氣多けたさきに到りし時に、あかはだなるうさぎ伏せり。ここに八十神その菟に謂ひて云はく、「いましまくは、この海鹽うしほを浴み、風の吹くに當りて、高山の尾の上に伏せ」