“國旗”の読み方と例文
新字:国旗
読み方割合
こくき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昨夜(さくや)以來(いらい)我(わが)朝日島(あさひじま)の海岸(かいがん)は、手(て)の及(およ)ぶ限(かぎ)り裝飾(さうしよく)された。大佐(たいさ)の家(いへ)は隙間(すきま)もなく日(ひ)の丸(まる)の國旗(こくき)に取卷(とりま)かれて、其(その)正面(せうめん)には、見事(みごと)な緑門(アーチ)も出來(でき)た。
あの日(ひ)の出(い)づる邊(へん)、我(わが)故國(ここく)では今頃(いまごろ)は定(さだ)めて、都大路(みやこおほぢ)の繁華(はんくわ)なる處(ところ)より、深山(みやま)の奧(をく)の杣(そま)の伏屋(ふせや)に到(いた)るまで、家々(いへ/\)戸々(こゝ)に日(ひ)の丸(まる)の國旗(こくき)を飜(ひるがへ)して、御國(みくに)の榮(さかえ)を祝(いわ)つて居(を)る事(こと)であらう。
些(いさゝ)かにても國家(こつか)の支配權(しはいけん)が完全(くわんぜん)に及(およ)んで居(を)らぬと見(み)るときは最早(もはや)國際法(こくさいほふ)の原則(げんそく)も何(なに)もあつたもので無(な)い、知(し)つても知(し)らぬ顏(かほ)に、先占(せんせん)の人(ひと)が立(た)てたる旗(はた)をば押倒(おしたを)して、自國(じこく)の國旗(こくき)を飜(ひるがへ)し