トップ
>
優
>
おとな
ふりがな文庫
“
優
(
おとな
)” の例文
「取って頂くよ。」と
優
(
おとな
)
しく会釈する、これが神月と呼ばれた客で、名を
梓
(
あずさ
)
という同窓の文学士、いずれも歴々の人物である。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
猫
(
ねこ
)
は
愛
(
あい
)
ちやんを
見
(
み
)
て、
唯
(
たゞ
)
その
齒並
(
はなみ
)
を
見
(
み
)
せたばかりでした。
優
(
おとな
)
しさうだと
愛
(
あい
)
ちやんは
思
(
おも
)
ひました、
矢張
(
やつぱり
)
其
(
そ
)
れが
大層
(
たいそう
)
長
(
なが
)
い
爪
(
つめ
)
と
澤山
(
たくさん
)
の
齒
(
は
)
とを
持
(
も
)
つてゐたので、
鄭重
(
ていちやう
)
にしなければならないとも
考
(
かんが
)
へました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
「おい、声を出しちゃあ
不可
(
いかん
)
、黙っていな、
優
(
おとな
)
しくしてついてお
出
(
いで
)
。あれそれ謂っちゃあ第一何だ、お前の恥だ。往来で見ッともない、人が目をつけて顔を見るよ。」
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
『それは
上等
(
じやうとう
)
の
牛酪
(
バター
)
でした』と三
月兎
(
ぐわつうさぎ
)
は
優
(
おとな
)
しやかに
答
(
こた
)
へました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
母親の富とは大違いな殊勝な
心懸
(
こころがけ
)
、自分の望みで大学病院で仕上げ、今では町
住居
(
ずまい
)
の看護婦、
身綺麗
(
みぎれい
)
で、
容色
(
きりょう
)
も
佳
(
よ
)
くって、ものが出来て、深切で、
優
(
おとな
)
しいので、寸暇のない処を
葛飾砂子
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
客
(
きやく
)
は
私
(
わたし
)
のほかに
三人
(
さんにん
)
あつた。
其
(
そ
)
の
三人
(
さんにん
)
は、
親子
(
おやこ
)
づれで、
九
(
こゝの
)
ツばかりの、
絣
(
かすり
)
の
羽織
(
はおり
)
に
同
(
おな
)
じ
衣服
(
きもの
)
を
着
(
き
)
た
優
(
おとな
)
しらしい
男
(
をとこ
)
の
兒
(
こ
)
。——
見習
(
みなら
)
へ、
奴
(
やつこ
)
、と
背中
(
せなか
)
を
突
(
つゝ
)
いて
遣
(
や
)
りたいほどな、
人柄
(
ひとがら
)
なもので。
松の葉
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
桂木は伸びて手首を
蔽
(
おお
)
はんとする、
襯衣
(
しゃつ
)
の
袖
(
そで
)
を
捲
(
ま
)
き上げたが、手も白く、
戦
(
たたかい
)
を
挑
(
いど
)
むやうではない
優
(
おとな
)
しやかなものであつた、けれども、世に力あるは、
却
(
かえ
)
つて
恁
(
かか
)
る少年の意を決した時であらう。
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“優”の意味
《名詞》
(ユウ)大学等の成績評価で最上位のもの。 cf.良、可、不可。
(出典:Wiktionary)
優
常用漢字
小6
部首:⼈
17画
“優”を含む語句
俳優
優雅
優美
優婉
優劣
優渥
優容
優柔
優越
優秀
優子
優男
優婆塞
優等
優艶
優善
女俳優
優婆夷
優勢
優勝劣敗
...