“優渥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうあく84.6%
いうあく7.7%
ねんごろ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
迎えに出た董一家の者にむかって、帝の優渥ゆうあくなる恩命を伝え、それから静かに病室へはいって、董承の容体をつまびらかに診察した。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
想ふに姫の歸り來給ひしより、館の人々の我を遇し給ふさま、面色よりいはんも語氣よりいはんも、いちじろく温和に著く優渥いうあくなるは、この優しき人の感化に因るなるべし。
「臣は優渥ねんごろなお言葉を賜りながら、覚えず酔いすごして、礼儀を失いました。どうかおゆるしくださいますように。」
蓮花公主 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)