“牛酪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
バタ43.3%
バター33.3%
ぎゅうらく13.3%
ばた3.3%
バタア3.3%
フウル3.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無産の牛酪バタきれ——厚さ二分弱一寸四方——五十カペイカ——牛乳——とよりもいささか牛乳に似た冷水——が一合日本の二十四銭。
踊る地平線:01 踊る地平線 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
白楊ポプラの防風林をひかえた丘の蔭には牛乳を搾ったり牛酪バタ乾酪チーズをこしらえる「仕事場アトリエ」と呼んでいる三棟ばかりの木造の建物。
葡萄蔓の束 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
トッフィー(砂糖さたう牛酪バターせいしてかたいた菓子くわし)、それに牛酪バターつきの𤍠あつ炕麺麭やきぱん
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
彼はそれが自分自身への口実の、珈琲コーヒー牛酪バターやパンや筆を買ったあとで、ときには憤怒のようなものを感じながら高価な仏蘭西香料を買ったりするのだった。
冬の日 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
汝は我を乳の如くそそ牛酪ぎゅうらくの如くに固め給いしにあらずや、汝は皮と肉とを我に着せ骨とすじとをもて我を
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
十荷じっか酒瓶さかがめを用意し、干魚、乾貝ほしがい、川魚、鳥肉、果実、牛酪ぎゅうらく、菜根など、あらゆる珍味を調理して、当日の盛餐せいさんにそなえた。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
牛酪ばたはお厭ぢやないでせう? ぢや入らつしやいよ。一度だけですよ。もうお夕飯からは厭でもあなたがすつかりなさらなけやならないのだから。」
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
毎朝両方で二升位取れるのださうで、みんなで飲めるだけ飲んだ余りを溜めといて牛酪ばたなぞにするのだと言はれる。
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
「牛は今六十頭をります。」などと、S氏は云つた。牛舍は見るからに美しく整頓してゐた。それから丘を登つて修道院の裏手に行くと牛酪バタアの製造場があつた。
修道院の秋 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
「巴里に引き返すといったって、この車は前だけにしか動かないよ。おなかがすいたら、この籠の中に麺麭パン牛酪フウルが入ってるから、それでも喰べて我慢していたまえ」と、背中越しに籠を突き出してよこした。