“休茶屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やすみぢゃや60.0%
やすみぢやや20.0%
やすみぢやゝ10.0%
やすみちやや10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その頃、小田原の城跡には石垣や堀がそのまま残っていて、天主台のあった処には神社が建てられ、その傍に葭簀張よしずばり休茶屋やすみぢゃやがあって、遠眼鏡とおめがねを貸した。
十六、七のころ (新字新仮名) / 永井荷風(著)
さういふ休茶屋やすみぢややには、きまりで『御嶽講おんたけかう』の文字もじめぬいたきれがいくつも軒下のきしたるしてありました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
赤くつた板塀いたべいに沿うて、妙見寺めうけんじの門前に葭簀よしずを張つた休茶屋やすみぢやゝへと、蘿月らげつさきこしおろした。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
あと四にん本道ほんだう休茶屋やすみちややくと、和井内わゐない主人しゆじん股立もゝだちいて、わかれをげたのであつた。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)