“遠眼鏡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とおめがね80.0%
とほめがね8.0%
スパイグラース4.0%
えんがんきょう4.0%
とうめがね4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またあの男と一緒に航海した者だってもやらねえさ。さて、あれぁいかにも仲間のビルだぞ、遠眼鏡とおめがねを抱えてね、おやおや、ほんとにな。
「ね、親分、もとはと言へば遠眼鏡とほめがねが惡かつたんですよ。あんな物がなきや、二人の女が殺されずに濟んだ筈です」
その北は遠眼鏡スパイグラース山の傾斜した南の肩に接し、南の方へ向ってはまた隆起して、後檣ミズンマスト山と言われているごつごつした嶮岨けんそな高地になっていた。
目金めがね屋の店の飾り窓。近眼鏡きんがんきょう遠眼鏡えんがんきょう双眼鏡そうがんきょう廓大鏡かくだいきょう顕微鏡けんびきょう塵除ちりよ目金めがねなどの並んだ中に西洋人の人形にんぎょうの首が一つ、目金をかけて頬笑ほほえんでいる。その窓の前にたたずんだ少年の後姿うしろすがた
浅草公園:或シナリオ (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
彼は、時々筒形の遠眼鏡とうめがねをトランクから取り出して、射撃をする時のやうに一方の眼を閉ぢて、見張番の姿を眺めた。
鏡地獄 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)