“やすみぢやゝ”の漢字の書き方と例文
語句割合
休茶屋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
赤くつた板塀いたべいに沿うて、妙見寺めうけんじの門前に葭簀よしずを張つた休茶屋やすみぢやゝへと、蘿月らげつさきこしおろした。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
休茶屋やすみぢやゝ女房にようぼふちの厚い底のあがつたコツプについで出す冷酒ひやざけを、蘿月らげつはぐいと飲干のみほしてのまゝ竹屋たけや渡船わたしぶねに乗つた。丁度ちやうどかは中程なかほどへ来たころから舟のゆれるにつれて冷酒ひやざけがおひ/\にきいて来る。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)