“やすみぢやや”の漢字の書き方と例文
語句割合
休茶屋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さういふ休茶屋やすみぢややには、きまりで『御嶽講おんたけかう』の文字もじめぬいたきれがいくつも軒下のきしたるしてありました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
蘿月らげつは休まず歩きつゞけた暑さにほつと息をつき、ひろげた胸をば扇子せんすであふいだが、まだ店をしまはずにゐる休茶屋やすみぢやや見付みつけて慌忙あわて立寄たちより、「おかみさん、ひやで一杯。」と腰を下した。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
木曾きそ棧橋かけはしといふところの休茶屋やすみぢややつてあるおさるさんが、そんなことをとうさんに尋たづねました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
街道かいだうとほ旅人たびびとたれでもその休茶屋やすみぢやややすんでくとえて、おさるさんもよくひとれてました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)