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むるい
お
峯は三
之助を
抱きしめて、さてもさても
世間に
無類の
孝行、
大がらとても
八歳は
八歳、
天秤肩にして
痛みはせぬか、
足に
草鞋くひは
出來ぬかや、
堪忍して
下され
これと
申すも
皆神様の
御加護、お
蔭で
他所の
銀杏とは
異なり、
何年経てど
枝も
枯れず、
幹も
朽ちず、
日本国中で
無類の
神木として、
今もこの
通り
栄えて
居るような
次第じゃ。
滝川攻めにかかった
秀吉は、あの
無類な
根気と、熱と、
智謀をめぐらして、またたくうちに、
亀山城をおとし、
国府の城をぬき、さらに敵の野陣や海べの軍船を
焼きたてて、
一益の本城