“むるい”の漢字の書き方と例文
語句割合
無類100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みねは三すけきしめて、さてもさても世間せけん無類むるい孝行かう/\おほがらとても八歳やつ八歳やつ天秤てんびんかたにしていたみはせぬか、あし草鞋わらじくひは出來できぬかや、堪忍かんにんしてくだされ
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
これともうすもみな神様かみさま御加護ごかご、おかげ他所よそ銀杏いちょうとはことなり、何年なんねんてどえだれず、みきちず、日本国中にほんこくじゅう無類むるい神木しんぼくとして、いまもこのとおさかえてるような次第しだいじゃ。
滝川たきがわ攻めにかかった秀吉ひでよしは、あの無類むるい根気こんきと、熱と、智謀ちぼうをめぐらして、またたくうちに、亀山城かめやまじょうをおとし、国府こうの城をぬき、さらに敵の野陣や海べの軍船をきたてて、一益かずますの本城
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)