“天秤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てんびん93.3%
はかり5.3%
おおこ1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると、その中へ、ほうり出すように、荷担にないの水桶をおいて、肩の天秤てんびんをはずすやいな、両手をひろげて、一同をさえぎった者がある。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
請ふ告げよ、人その破れる誓ひの爲、汝等の天秤はかりくるも輕からぬほど他の善をもて汝等にあがなひをなすことをうるや。 一三六—一三八
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
春先から初夏にかけて、往来を天秤おおこをかついで、「フナの刺し身よう」と売りにくる。フナを買うと、家の前で料理してくれる。
江戸前の釣り (新字新仮名) / 三遊亭金馬(著)