“はいぶん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
配分50.0%
俳文50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
逃去にげさり金はまんまと奪ひ取仕合しあはせよしと兩人五百兩宛配分はいぶんして悦び別れけり然ばかの兩替屋にては翌朝早速さつそく町奉行所へ訴へ出ければ大岡殿島屋の手代てだい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
おのれが配分はいぶんたのを今さら忘れもしまいと一々其せつ手續てつゞきを云立るに段右衞門ヱヽ夏蠅うるさい女め種々いろ/\なことをこしらへておれ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
掘出ほりだされし由をたしかうけたまはりおよびたり扨々さて/\浦山敷うらやましき事なり何卒其古金の内を少々拙者せつしや配分はいぶん致し賜れと云ふに兵助ははつと思へど然有さあら風情ふぜいにて貴殿にはさることを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そこの雑誌とふのは、半紙はんし両截ふたつぎり廿枚にぢうまい卅枚さんぢうまい綴合とぢあはせて、これ我楽多文庫がらくたぶんこなづけ、右の社員中から和歌わか狂歌きやうか発句ほつく端唄はうた漢詩かんし狂詩きやうし漢文かんぶん国文こくぶん俳文はいぶん戯文げぶん新躰詩しんたいし
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
第三期に小説の筆をつた者は、美妙斎びめうさい思案外史しあんぐわいし丸岡九華まるをかきうくわ漣山人さゞなみさんじんわたし五人ごにんであつたが、右の大改良後だいかいりやうご眉山人びさんじん新手あらてくはゝつた、其迄それまで川上かはかみ折〻をり/\俳文はいぶんなどを寄稿きかうするばかりで
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)