“川上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわかみ53.1%
かはかみ40.6%
かみ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生まれてからまだ二十日はつかばかりの子山羊を、昼間川上かわかみへつれていって、こんちゅうを追っかけているうち、つい忘れてきてしまったのだ。しまった。
(新字新仮名) / 新美南吉(著)
然し渡場わたしばいまこと/″\く東京市中から其の跡を絶つた訳ではない。両国橋りやうごくばしあひだにして其の川上かはかみ富士見ふじみわたし、その川下かはしも安宅あたけわたしが残つてゐる。
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
「だってよ、川上かみの仕事に、おいらを棄てて行きなすッたぜ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)