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ぜう
語句 | 割合 |
情 | 50.0% |
城 | 16.7% |
場 | 16.7% |
状 | 16.7% |
|
朧
氣な
記憶を
辿れば、久保田さんのは
私も二三
度一緒に行つた事のある、
淺草の十二
階近
所の球
突塲を
背景にしたもので、そこに久保田さん
獨特の
義理人
情の
世界を扱つてあつたやうに
思ふ。
いはば
私にとつては
實に
好々
敵手だつたのだが、先生今や東北青
葉城下に
去つて久しく
相見ゆる
機を
得ない。時々
思ひ出すと、
私には脾
肉の
歎に
堪へないものがあるのである。
曾て
寺内内閣の
議會で、
藏原代議士が
總理大臣から「ゾーバラ
君」と
呼ばれて
承知せず、「これ
猶ほ
寺内をジナイと
呼ぶが
如し」と
抗辯して一
場の
紛議を
釀したことがあつた。
三
月に一
度、
今の
間に
半年目、一
年目、
年始の
状と
暑中見舞の
突際になりて、
文言うるさしとならば
端書にても
事は
足るべし、あはれ
可笑しと
軒ばの
櫻くる
年も
笑ふて