“年始”の読み方と例文
読み方割合
ねんし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かじやさんはまちへご年始ねんしにいきました。おさけをたくさんいただきまして、いい気持きもちでむらへかえってきました。途中とちゅうがくれてしまいました。
村のかじやさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
A 大隈侯おほくまこうまへ正月しやうぐわつ受取うけとつた年始ねんし葉書はがき無慮むりよ十八まん五千九十九まいで、毎日々々まいにち/\郵便局いうびんきよくからだいぐるまはこびこんだとふが、隨分ずゐぶんきみエライもんぢやないか。
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
いま、将軍吉宗に拝して、年始ねんしの礼を述べて来たところである。年の変ったゆったりした気もちが、何か冗談の一つもいいたいように、二人の胸を軽くしていた。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)