“がは”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ガハ
語句割合
47.2%
18.9%
9.4%
9.4%
7.5%
3.8%
1.9%
1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りたけとほはなれて、むかがはをおとほんなさい。なんならあらかじ用心ようじんで、ちやううして人通ひとゞほりはなし——かまはず駈出かけだしたらいでせう……
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
恐と望とに狂ひ歡ぶ無數の眼が髣髴として乳色の光を放ち天の一方にたなびいてゐる。多くの魂はこの眞珠の光を散らしてあまがはを登つて行く。
さしあげた腕 (旧字旧仮名) / レミ・ドゥ・グルモン(著)
まえうも麪桶めんつうがはりに砂張すばり建水みづこぼしつてるので感心したから、残余肴あまりものだが参州味噌さんしゆうみそのおしるもあるから、チヨツとぜん御飯ごぜんげたい、さア家内うちあがつてね
お前の先祖は仏陀ぶつだ御在世ございせいの時分、きつとガンヂスがは燈心草とうしんぐさの中で、昼寝か何かしてゐたのだ。
動物園 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
僕がめてやらう。(二つをかはがはるに指で指し)ド ツ チ ニ シ ヨ ウ カ ナ……。こつちだ。(道代に渡す)
ママ先生とその夫 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
芸者は始は常談じやうだんにしてゐた。けれども僕の座に坐るが早いか、「あら、ほんたうに見えるわ」と言つた。菊池や久米もかはがはる僕の座に来て坐つて見ては、「うん、見えるね」などと言ひ合つていた。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
この共同湯きようどうゆむかがはは、ふちのやうにまたみづあをい。對岸たいがん湯宿ゆやど石垣いしがきいた、えだたわゝ山吹やまぶきが、ほのかにかげよどまして、あめほそつてる。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)