『叛骨・中野正剛（はんこつ・なかのせいごう）：――主観的な覚え書き（――しゅかんてきなおぼえがき）』

年譜によると、中野正剛が、衆議院議員に初当選したのは大正九年五月だった。議会における処女演説が、新人政治家としての彼の存在に鮮烈な印象をあたえたのは、同じ年の七月に召集された第四十三特別議会である。 このとき、中野と時を同うして初当選し、同 …

著者	尾崎士郎
初出	「別冊文藝春秋」1963（昭和38）年9月
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約36分（500文字/分）
朗読目安時間	約60分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

同（おなじゅ） 余（あまり） 幾度（いくた） 陥（お） 磅礴（ぼうはく） 尼港（ニコラエフスク） 自裁（ジサイ） 唆（そその） 一着（いっちゃく） 刻（きざ） 儕輩（さいはい） 永（とこし） 俄（にわ） 此処（ここ） 浦塩（ウラジオ） 沈淪（ちんりん） 満腔（まんこう） 相照（あいて） 悠揚（ゆうよう） 秀人（ひでと） 稟質（ひんしつ） 笑容（しょうよう） 糟糠（そうこう） 草莽（そうもう） 辛亥（しんがい） 重（おも） 靄々（あいあい） 面（おもて） 髣髴（ほうふつ） 魂魄（こんぱく） 妬（ねた） 伽噺（とぎばなし） 偶々（たまたま） 切尖（きっさき） 制肘（せいちゅう） 叛骨（はんこつ） 和（なご） 唯（ただ） 培（つちか） 天稟（てんぴん） 奈何（いかん） 杳（よう） 娶（めと） 将領（しょうりょう） 尠（すくな） 弾劾（だんがい） 忌憚（きたん） 惻々（そくそく） 捲（ま） 敝履（へいり） 敲（たた）