“草莽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうもう91.7%
さうまう4.2%
さうもう4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、それが縁付くとなると、草莽そうもうの中にひなび、多産に疲れ、ただどこそこのお婆さんの名に於ていつの間にか生を消して行く。
雛妓 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
草莽さうまうにして胡沙こさを馳駆し
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
四軒茶屋あり。(此まで廿四丁也。)蕨粉わらび餅を売る、妙なり。又上ること一里きよ、山少くおもむろに石も亦少し。路傍は草莽さうもうにて、いたゞき禿とくせり。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)