龕燈返がんどうがえ)” の例文
新字:龕灯返
門へ障ったら龕燈返がんどうがえしだ。那落の底へお陀仏だ。壁だ壁だ壁から這入りねえ。ようがすかい、向って右だ。その壁へ体を押つ付けなせえ。それからお眼を瞑るんで。開いたが最後大怪我をする。
天主閣の音 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「や? 龕燈返がんどうがえし——」
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)