黴毒性ばいどくせい)” の例文
それに、時々、そのきした目がかすむのを井筒屋のお貞が悪口わるくちで、黴毒性ばいどくせいのそこひが出るのだと聴いていたのが、今さら思い出されて、僕はぞッとした。
耽溺 (新字新仮名) / 岩野泡鳴(著)