黒霧迷濛こくむめいもう)” の例文
夜は更けて、黒霧迷濛こくむめいもうたる頃、忽然こつぜんせきを切られた怒濤のごときものが、蜀の中軍へなだれ入った。しかしそこの営内は空虚だった。魏勢は怪しみ疑って
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)