黒貂ふるき)” の例文
黒貂ふるきの毛皮でない絹、あや、綿、老いた女たちの着料になる物、門番の老人に与える物までも贈ったのである。
源氏物語:06 末摘花 (新字新仮名) / 紫式部(著)
桃色の変色してしまったのを重ねた上に、何色かの真黒まっくろに見えるうちぎ黒貂ふるきの毛の香のする皮衣を着ていた。
源氏物語:06 末摘花 (新字新仮名) / 紫式部(著)