“麦倉”の読み方と例文
読み方割合
むぎくら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
麦倉むぎくらの婆の茶店にももう縁台は出ておらなかった。とちばんだ葉は小屋の屋根を埋めるばかりにもった。農家の庭に忙しかった唐箕とうみの音の絶えるころには、土手を渡る風はもう寒かった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
麦倉むぎくらの茶店では、茶をのみながら
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)