鹵莽ろもう)” の例文
粗笨そほん鹵莽ろもう、出たらめ、むちやくちや、いかなる評もつつしんで受けん。われはただ歌のやすやすと口に乗りくるがうれしくて。(四月三十日)
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
やや美文を解する者は、ゝ山居士ちゅざんこじの抜刀隊の歌を以て、粗雑鹵莽ろもう取るに足らずとなす。
人々に答ふ (新字旧仮名) / 正岡子規(著)