鵲豆ふぢまめ)” の例文
鵲豆ふぢまめのは殊にめでたし。何とて都の人はかゝる花実共によきものを植ゑざるならん。花の色白きも紫なるもをかし。歌人の知らず顔にて千年あまり経たる、更に心得ず。我がひが心の好みにや。
花のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
鵲豆ふぢまめを曳く人遠く村雀稻の穗ふみて芋の葉に飛ぶ
長塚節歌集:2 中 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)