“鴃舌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げきぜつ83.3%
けきぜつ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まちの人の言葉も、まさか鴃舌げきぜつというほどではなかったが、東京の人の言葉にくらべて、へんに語勢が強く、わかりにくいところが多かった。
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)
でも、あの時分は放送事業草創時代のことだから、南蛮鴃舌げきぜつのアナウンサーが多少まじつてゐたのかとおもつてゐたら、この傾向はだんだん年と共にひどくなつてゆく。
下町歳事記 (新字旧仮名) / 正岡容(著)
孟子は楚人を南蠻鴃舌けきぜつの人と罵つた(7)。秦漢以來南土の風化は日に開けたけれど、楚人は矢張り沐猴もくこう而冠と酷評されて居る(8)
晋室の南渡と南方の開発 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)