鰌突どじょうつ)” の例文
膝まで泥になって、巳之吉亥之作が田螺拾たにしひろいに来る。簑笠みのかさの田植は骨でも、見るには画である。螢には赤い火が夏の夜にちら/\するのは、子供が鰌突どじょうつきして居るのである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)