“鯊釣”の読み方と例文
読み方割合
はぜつり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また北斎の支那趣味によりては江戸時代の老人の温和なる道徳的傾向を窺ひ得べしとすれば、国芳の風景よりしては女芸者を載せたる永代橋した猪牙舟ちょきぶね、鉄砲洲石垣の鯊釣はぜつり
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「——朝は、だいぶ寒くなったな。もう季節だとみえて、鯊釣はぜつり竿さおが見えだした」
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)