“魔法瓶”の読み方と例文
読み方割合
テルモス100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
キャラコさんは、ふと気がついて、ルックザックから魔法瓶テルモスを取り出し、熱い紅茶を茶碗にいで、それを梓さんのほうへ押しやった。
魔法瓶テルモスに入れて来たな。ボン州の癖に気が利いているじゃねえか。このウイスキーは誰のだ。何だ船長のか。イヨイヨ気が利いているぞ貴様は……勿体もったいなくもK、O、K、じゃねえか。ステキステキ。
焦点を合せる (新字新仮名) / 夢野久作(著)
あわてふためく芳衛さんやトクさんを差図して魔法瓶テルモスに熱い紅茶を詰めさせ、厚い毛の下着とブランデーをルックザックにいれて背負うと、キュッと口を結んで玄関からすべりだした。