高望たかのぞ)” の例文
何しろ、嫋女ひわやめは、国の宝ぢやでなう。出来ることなら、人の物にはせず、神の物にしたいところよ。——ところが、人間の高望たかのぞみは、さうばかりも辛抱しては居りはせぬがい——。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「それでは、あまり高望たかのぞみか」
無惨やな (新字新仮名) / 久生十蘭(著)