骸骨されこうべ)” の例文
すでにしてこの日のたそがれ、護送の官兵は、清風山麓さんろくの冬木林へかかっていた。骸骨されこうべにも似たこずえに烏の大群は何かを待つらしく引ッ切りなしな啼き声をあげている。そのうちに、先頭の兵が
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
持たせられた骸骨されこうべが不気味でならないものとみえ
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)