飼料桶かいばおけ)” の例文
ようやく飼料桶かいばおけの底が隠れるくらいの乾草に、ひと握りのほどのぬかをまぜ、最後のひとつまみまでを指で集めて喰べさせているのを、キャラコさんは、これでもう、十日もまいにち見ているのだ。
キャラコさん:10 馬と老人 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)