食客ゐさうらふ)” の例文
自分はげん食客ゐさうらふなんだから、どう思はれても構はないが、万一煩ひが広田先生に及ぶ様では済まん事になる。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
門野かどのが代助の所へ引き移る二週かん前には、此若い独身の主人と、此食客ゐさうらふとの間に下の様な会話があつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
さうしないと、与次郎が広田の食客ゐさうらふだといふ事を知つてゐるものがうたがひを起さないとも限らない。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)