飛脚包ひきゃくづつ)” の例文
「ア、お帰りで」折よく、帳場格子ちょうばごうしへ投げこまれた飛脚包ひきゃくづつみを持ちながら、和平がそこへ送りに出ると、目早く万吉がひとみを光らせて
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)