飄々然ひょうひょうぜん)” の例文
と、じぶんの言うことだけいったかと思うと飄々然ひょうひょうぜん、一升徳利とともに橋を渡って通行人のあいだに消えてしまった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
聞き伝えて、争って高禄と礼節をもって抱えようとする大藩諸侯の迎駕げいがを一蹴して、飄々然ひょうひょうぜんと山をおりたかれ泰軒は、一時京師鷹司たかつかさ殿に雑司ぞうしをつとめたこともあるが
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)