面倒臭めんどうく)” の例文
そして、経帷子で指環を小さくくるみ、懐中にねじ込むと、足許あしもとにころがっている、素裸体すっぱだか肉塊にくかいを、さも面倒臭めんどうくさ相に、手と足を使って、新しく掘った墓穴の中へ、落しこんだのです。
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)