“靠垂”の読み方と例文
読み方割合
もた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
煮え切れない雲が、頭の上へ靠垂もたかかっていたと思ったが、いつのまにか、くずして、四方しほうはただ雲の海かと怪しまれる中から、しとしとと春の雨が降り出した。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)