“霞ヶ浦”の読み方と例文
読み方割合
かすみがうら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
枕山は弘庵と相携えて霞ヶ浦かすみがうらの高蔵寺に遊び藩校郁文館において韻を分って詩を賦した。幾日かを土浦に過した後、帰路を松戸に取り十一月冬至の節に至らざる中枕山は家に還った。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
南の方で東京湾の入口追浜おっぱまには海軍の航空隊がある。鹿島灘かしまなだに対して、霞ヶ浦かすみがうらの海軍航空隊があるが、これは太平洋方面から襲撃してくる米国の航空母艦に対抗するものであることはあきらかだ。
空襲下の日本 (新字新仮名) / 海野十三(著)
山は筑波つくば、水は霞ヶ浦かすみがうら、花は水戸と適切な説明も聞き及びますが、それは関東の益子ものには当てはまっても、関西の信楽ものには当りません。それはただ山と水と花とでよいのであります。
益子の絵土瓶 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)