電気菓子でんきがし)” の例文
実に柳は、今はその細長い葉をすっかり落して、冷たい風にほんのすこしゆれ、そのてっぺんの青ぞらには、町のお祭りの晩の電気菓子でんきがしのような白い雲が、静にけているのでした。
十月の末 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)